メルシャンワインとおいしい時間
ペアリング、ってなーに?
ペアリング。
もしくはマリアージュ。
ワインをたしなまれる方でしたら、よく耳にするフレーズだと思います。
ワインでいう「ペアリング」や「マリアージュ」は、
お料理とワイン、それぞれの良さがさらに広がるような
相性のよい組み合わせでいただくことを指します。
マリアージュという単語は、フランス語で結婚という意味ですので
まさにお料理とワインが互いに寄り添って、
口の中で幸福ならぬ「口福」を奏でてくれる、そんなイメージです。
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[おうちワイン成功の秘訣! ワインと料理のマリアージュ方程式♪|ワインを楽しむコツ|ワインアカデミー|キリン]
メルシャンさんのHPでも、詳しく掲載されていますが、
ココはプロの方のご意見を伺わねば!!!
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広報担当 兼 シニアソムリエの角谷さんが先生です。
「ワインとお料理の色や味を、両方似たもの同士で合わせると
よりベストマッチになっていく、という大前提の法則があります」
と角谷さん。
「例えば、色で見て
サーモンであればロゼを合わせてみようかな、とか
味も、濃さでいうと、重い、軽いがありますので、
ワインも重めでしっかりしているもの、爽やかで軽いもの、というように
組み合わせていくのが、大前提の法則にはなります」
ふむふむ。なるほど。
頭に思い浮かぶ例としては、
カルパッチョのような、さっぱり軽めのもの、なら白。
ビーフシチューのような、こっくりと重めのもの、なら赤。
という感じでしょうか。
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とはいえ、それだけに留まらず、
万能に組み合わせられるのがワインの奥深いところ。
筆者の頭に浮かんだ例のように
魚には白ワイン、肉には赤ワイン、の組み合わせは確かにテッパンではありますが。
「お魚も白身のものだけではなく、赤いものもありますよね。
例えば鰻などは、赤ワインを組み合わせても美味しいですよ」
へえぇ~。鰻に赤ワインですね。
お!でもそういえば、
焼き鳥とか照り焼きの甘めのタレに、少し甘めの赤ワインが合ったかも。
鰻でも試してみよう。
「料理の味付けや、使う調味料によっても、ペアリングはかなり左右されますし、
型にはまらずご自身でも色々試してみる方が、様々な発見や驚きがあって、
ワインの楽しみが広がると思います。」
型にはまらずですね!!!
よかった!実は色々試しております(^^
ポークソテーをつくった時も、レモンペッパーを振ってみたら、
赤よりも酸味のある白ワインの方がしっくりくるな~と思ったりもしてました。
角谷さんを見習って、ペアリング、探究してみます!!!
え!シラスにワイン!?
調味料といえば、と角谷さんの楽しいお話はつづきます。
「藤沢ならではの食品、というと、やはり皆さんシラスを挙げると思いますが。」
うんうん、シラス、大好きです。
全員一致でうなずきます。
「シラスに、オリーブオイルを垂らしてみて下さい。
そうするとワインにも大変合うんですよ。」
「ソーヴィニョンブラン(※)とか、爽やかな味わいのワインがおススメです。」
調味料をプラスすることで、ワインを合わせるにはかけ離れてるかな?
と思われるような食材も、美味しい組み合わせに変身するのだそうです。
シラス…。
ソーヴィニョンブランのワインとオリーブオイル持参で、
週末漁港へ買いに行きたくなってきました。
(※)ソーヴィニョンブラン…白ワイン用のブドウ品種です。柑橘系の果物や
ハーブのような香りと、フレッシュな酸味が特徴のワインになります。
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オンラインで、「味のかけ算」の伝道師
先月発売された、新商品のBonRouge 6%。
定番デイリーワインも含めたペアリングセミナーを、先日八戸商工会議所の方向けに、オンライン形式で開講されたそうです。
八戸ならではの食材もある中で、商工会議所の方も納得!のヒットした組み合わせを紹介してくれました。
◆ BonRouge 6% × スモークナッツ(ブドウの木でスモークしたそうです!)
◆ Bistro フルーティー 赤甘口 × 南部せんべい
◆ 甘熟ぶどうのおいしいワイン 赤 × 黒にんにく
なんだか、セミナーの盛り上がりが目に見えそうですね。
それと、甘熟ブドウの美味しいワイン赤、は黒ゴマの月餅にも好相性!とのこと。
デザートワインとしても楽しめるのですね。
その他、さまざまな産地のチョコレートとワインの組み合わせ、をテーマとしたセミナーの準備もされたとのこと。
試飲も試食もおおいに盛り上がったそうです。
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新商品 BonRouge 6% ってどんなワイン?
ローアルコール、ノンアルコール飲料。
ビールも、サワーも、梅酒も、各社が様々な商品展開をされていますよね。
メルシャンさんもこうした低アルコール飲料の市場拡大に伴って、
市場の声をリサーチされたそうです。
一般のお客様が抱く、これらの飲料のイメージは
「気軽に飲めそう」「体に負担が少なくて良さそう」と好意的。
そうした声に応えるべく開発されたのが、
9月に新発売となった「BonRouge 6%」。
一般的なローアルコールワインは、全体の中のアルコール量を下げ、
味を調えるために、ブドウ果汁をプラスしていくそうですが、
甘くなりすぎてしまう、というデメリットがあります。
この「BonRouge6%」は、その弱みを解消するため、
果汁をプラスする代わりに、高ポリフェノール原料を用いたり、
通常のローアルコールワインより、ポリフェノール濃度の高いワインを
アルコール部分の原料で使用してつくられているそうです。
従来のBonRougeのラインナップと遜色なく、
本格感と飲みやすさのベストバランスを表現したローアルコールワイン。
教えて頂いたペアリングのおススメは、白カビチーズ、生春巻、エクレアなど。
あと、開発担当者の方イチオシが、アーモンドチョコだそうです!!
(ナッツ類に絶妙に合うのだそう♪)
甘めの食材とも相性が良いワインなのですね。
メルシャンさんのホームページも参考にしながら、
おうちごはんとのペアリングを組み立てたいと思います。
晩酌はワイン、の筆者。
さっそく新商品のBonRouge 6%を、おうちごはんに合わせてみました。
この日のメニューは、①鶏の鍋照り焼き、②おでん、③カボチャのサラダ。
さっっ!!!
ペアリング、いきますよ!!
①鶏 照り焼き
少しワインの酸味が強くなりましたが、アクセントになります。美味しく頂きました。
②おでん
大根、こんにゃく、といったあっさりした具よりも
さつま揚げ、昆布のような、具そのものに甘みの味わいがある方がとても合いました。
③カボチャのサラダ
おお!?
めちゃくちゃ、うまっっっ!!!
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本日のベストマリアージュ賞は、③カボチャのサラダ でした!!!
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「ハードルを上げずに回りにある食材で色々試して頂いた方が、ワインの敷居も下がって、『あ、この食べ物でも合うんだ』とより身近に感じて頂けると思います」
セミナーでこう仰っていた角谷さんの言葉を胸に、
おうちごはんでおいしいワインの組み合わせをいろいろ模索していきたいと思います。
(文:田中紀子/レイアウト・構成:竹田充俊)